かつて双頭の蛇を祀っていた霞高天ヶ原神社へ 後編
2022年8月4日
2022年8月23日
ではいつもの如く、先に動画の方をご覧ください!
高原町は古くから”蛇信仰”が根付く町なのをご存じでしょうか?
この霞高天ヶ原神社は昭和59年に建立された神社で白蛇信仰が多い高原町では珍しく金色の蛇を祀っていたらしいです。
そして後に双頭の蛇が発見され、双頭の蛇を祀る神社として一躍有名になったらしいです。
今回は、また別の蛇を祀っていた神社、霞高天ヶ原神社を探索していきますの後編になります。
前編もぜひ読んでいただけると嬉しいです
本殿脇の建物から上へと続く参道と思われる道を発見伝!したとこから登っていきます
電球がだらーんとぶら下がってますが、先ほどのセンサーライトの電気が通っていたのでもしかしたら…
なるべく避けて進んでいきます
道の脇に『奥の院洞くつ 山道入り口』と言う看板が落ちていました
しばらく幻想に迷い込んだような山道を進むと鐘が見えてきました
鐘
鐘の中には寄贈してくれた方の情報かほかりませんが文字が掘ってありました
高って漢字はなんとなくわかるけど高岡市?富山にある地名らしいけど……
昭和56年1月吉日の刻印がありました
母と子の守り神
そして鐘のある場所からもう少し登ると鳥居が見えます
鳥居をくぐると展望台が迎えてくれました
木々が生い茂り、景色も寂しいですね
一応、双眼鏡にお金を入れてみましたけど動作せず
この手の観光地用双眼鏡ってアナログで動作してるもんかと思ってたんですけど
中に電池が入ってるんですね。そりゃ使えなくなるわけだ
展望台の隅には干支と方位が書かれた方位盤と思われるオブジェクト
これで今年の恵方を決めたのしていたのでしょうか?
しかし左右で方位と干支の関係も違うっぽいけどどう使うんだこれ……
しかもこれ回るんだけど回っていいのか?
方位が動いても干支に合わせられるっていう…
本殿
先ほど見た本殿に比べるといささかこじんまりしてますね
こちらでもお賽銭をば
相変わらず一発目は外しましたが今回はちゃんと入ってくれました
そして鳥居の横にある建物に行きます
この先に『奥之院』ってのがあるのか
どうでもいいけどこの石碑の感じ、さっきの石碑と一緒じゃない?
ここでひらかずが一人ずつ行くか?って提案するけどすぐ一緒に行こうと趣旨替えする
うお……
中は洞窟の中に鳥居が続くちっょと異質な奥之院でした
ゴミが散乱しすぎて辛い…。
意を決して踏み込んでいきます
この何があるかわからんゴミの中に足突っ込むのが怖い……
鳥居の上部にはプレートが掲げられており
「地界守護」や「魔界守護」など各世界を守護しているようです
一番奥にたどり着くと不動明王が祀られていました
こちらは不動明王だけが置かれてますね?
まるでそれ以外の物が隠されてるのを期待してるような物言いですけど
洞窟の入口には赤ん坊の石像が置かれていました
よだれ掛けに何か文字が描かれてるようですが流石に滲んで読めませんね…。
そういえば至る所に水子供養の石像が建てられてたなぁ
そう考えたらニーロがゴミと一蹴したこれももしかしたら生まれる子供に寄り添うはずだったぬいぐるみだったのかもしれませんね
順路から出るとこの本殿脇の出口に出ます
余談ですけどこの段々になってる屋根に薙刀が飾ってあったとかないとか
神社の裏にも仏像が数体。
干支が台座に掘られてましたけど数が足りなくない?
そして本殿脇の建物に行ってみる
中には毛布が置かれていました
もしかしたら祀られている蛇はここで飼育されていたのかも?
うねるような木の枝に巻かれているのは蛇を象った何か?
社務所はこっちだったのかな?
中はテレビが置かれてますけどよくわかりませんね
「2010年参道333段落成記念ご寄進お願いします」
2010年に参道が完成したのか?
こちらの建物は掲示板だったのでしょうか?
向かいの建物はトタン造り
そして足元には鳥居と思われる残骸が転がってました
言われないと気づけないぐらい朽ちてますね……
鳥居があったってことはこっちが参道だったんでしょうか?
航空写真で見ると本部がある広間に繋がってるっぽいですね
googleによると行けるっぽいですけど、ソーラーパネルの脇を進むのはちょっと怖いですね
日も暮れてきたのでこの辺りで切り上げました
帰りにイオンをぶらついているとUFOキャッチャーに白蛇のプライズがありました
さすが蛇信仰が根強く残る町!プライズ品にも影響あるんですね!
地域に信仰が根付いてるっていう裏付け(笑)的な意味で動画にのっけました
ほなねん
今回使用させていただいた楽曲
風車のある暮らし MATSUさん
篝火 shimtoneさん
PS.ここで天ヶ原神社の歴史を振り返れるところだけ振り返ってみました
昭和59年(1984年) 天ヶ原神社が建立される。この当時は金色の蛇を祀っていた
平成06年(1994年) 慰霊碑にある通り、双頭の蛇が生まれる
平成09年(1997年) 雑誌の取材が行われた時は金色の蛇、双頭の蛇共に祀られていた
平成14年(2002年) 慰霊碑の通り、双頭の蛇が亡くなる
平成16年(2004年) 天ヶ原神社大規模工事の工期開始日(平成20年完成予定)
平成20年(2008年) 工事未完成のまま(手つかず?)無人では無いが神社は手つかず
平成21年(2009年) とあるブログによるとこの頃は白蛇が祀られていた。神主もおり歓迎を受けた
平成22年(2010年) 参道が完成した(?)
平成23年(2011年) 航空写真によるとまだ太陽光発電は建設されていない
平成25年(2013年) 太陽光発電建設中と共に神社が無人と化す
双頭の蛇の遺体はホルマリン漬けで神社に保管されているらしい?
令和04年(2022年) どらいこ会訪問